集英社文庫<br> ハヤブサ消防団

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集英社文庫
ハヤブサ消防団

  • 著者名:池井戸潤【著】
  • 価格 ¥1,221(本体¥1,110)
  • 集英社(2025/06発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784087447675

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内容説明

東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る――。連続放火事件に隠された真実とは? 池井戸作品初の“田園”小説として、「小説すばる」連載中から話題を呼び、テレビドラマ化もされた珠玉のミステリ。第36回柴田錬三郎賞受賞作!

目次

第一章 桜屋敷の住人
第二章 だんじり祭り
第三章 消防操法大会始末
第四章 山の怪
第五章 気がかりな噂
第六章 夏の友だち
第七章 推理とアリバイ
第八章 仏壇店の客
第九章 没落する系譜
第十章 オルビスの紋章
第十一章 或る女の運命について
第十二章 偽の枢機卿
最終章 聖地へ続く道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

170
★★★★★★☆☆☆☆2023年にドラマ化された池井戸潤の長編。伸び悩む作家の太郎は、移住した父の故郷・ハヤブサ地区で消防団員となる。入団直後に周辺で不審火が連続していることを知るが、容疑者と思われた男が突然失踪し――。序盤は消防大会や町おこしなど長閑な展開が続くが、死体が転がり、更にカルト教団の関与が明らかとなる辺りから不穏さを増していく。教団に内通しているのは誰なのか。作中の「明智小五郎賞」はもちろん「江戸川乱歩賞」のことだろう。だとすれば、太郎はやがて経済小説で名を馳せる人気作家になるのかもしれない。2025/06/19

まさきち

127
伸び悩む若手小説家がわずかに縁のある田舎に移り住んだ先で起こる連続放火事件を解き明かすミステリー。その謎解きもさることながら、主人公が長閑で自然豊かな環境を存分に楽しんでいる様子や、消防団に所属して周囲の人々と近頃では見ることが少なくなったと感じられる濃密で良好な関係を構築していく様の詳細が描かれていて、田舎の現役消防団員としては非常に楽しめた一冊でした。2025/12/29

ピース

54
たまたま立ち寄った父親の故郷に魅せられて、そこに移住してきたミステリー作家の太郎。そこで出会った人に誘われ消防団に入る。それから不審な火事が続発する。又、怪しげな人物が太陽光発電を勧誘してるが、これらの裏に新興宗教が絡んでるようだ。いきなり都会からやって来た太郎があっさり地元に受け入れられたのはさておき、普通にミステリーとして楽しめた。2025/09/22

Kazuko Ohta

41
600頁もあるのに止まることなくズンズン読んで行けるのだから面白かったことは間違いありません。ただ、これは私が思う池井戸潤とは違う。『空飛ぶタイヤ』や『下町ロケット』のような、「理不尽な目に遭う主人公たちの心情を慮って私も頭に血がのぼり、今にも鼻血が出そうな感じ」には至らない。こんな感じの話なら荻原浩辺りが書きそうじゃないかと思うけれど、荻原浩だって好きな作家なんだから結局どっちでもいいか。ところで田舎のイメージは本を読むたびに変わります。坂東眞砂子の『くちぬい』を思い出し、移り住むならハヤブサだなって。2026/04/23

てぃと

29
池井戸潤原点回帰のミステリー作品。流れの良いストーリー展開と個性的な登場人物らの絡みでページをめくる手が止まらず、600頁の厚さを全く感じさせません。山間部の日常を描くシーンが多くミステリー以外の面でも多いに楽しめました。ホント、池井戸潤はハズレなしですね!2025/08/27

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