内容説明
〈大魔法使い〉のいなくなったオズの国に、またまた大騒動が持ちあがった――エメラルドの都にある宝石を自分たちのものにしようと考えた美少女たちが攻めよせてきたのだ! おなじみのかかしの王様、ブリキの木樵り、それにいたずら坊主のチップ、カボチャ頭のジャックたちは一体どうやったら勝てるのか? そして妖精の国オズの本当の王様とは誰なのか……! ゆかいな新しい登場人物をたくさん加えて、ますます楽しく、おもしろくなったファンタジイの名作〈オズの魔法使い〉シリーズの第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SHIN
15
オズ・シリーズ第2弾、少年チップによる大冒険。この冒険を布石に、オズ国の王座(パストリア→オズ→かかし)の歴史が明かされる。本作は一人の少女からの願いで執筆されたことや、本書を読んだ読者からの要望によりドロシー再登場について書かれている。本は人を変え、人は著者の考えや物語を変えさせる。2024/09/07
ゆう
12
初登場の人外が大変魅力的だった。人間でないからこそのかけあいが面白い。例えばカボチャ頭のジャックが頭を割ったり腐らせないよう腐心するのを木製の馬や巨大バッタ、ブリキの木樵りが気にしすぎだと流してばかりいる。いい仲間だとにこにこしてしまう。〈エメラルドの都〉制圧をもくろむ少女軍将軍ジンジャーの理由①家で家事をしたくない②エメラルドが欲しい の②は明らかに悪いが1900年頃アメリカの価値観 では①も当時は悪とされていたのだろう。ジンジャーには同情する。女性は美しくあれという呪縛からいつ解き放たれるのやら。2024/12/29
Abercrombie
4
再読。魔法使いがオズを去った後、エメラルドの都の玉座を巡って巻き起こる大騒動。かかし、ブリキの樵と、謎の少年チップ、カボチャ頭のジャック、ムシノスケたち新キャラたちの掛け合いがとても楽しい。チップの正体は読み返すたびにがっかりなんだが…。2020/04/12
あや
3
オズ2作目。読者の声に押されて出た続編、なぜか一部だけ出る前作の仲間、前作主人公(ドロシー)不在で疑問の声が上がりこの作品以降は全てドロシー登場…と背景事情が現代の映画や漫画でもありそうな感じに。ドロシー不在ではあるがオズの国の正統後継者であるオズマ姫登場巻(二次元的に言えば設定がおいしい…)。内容は当時の女性運動をかなり風刺していて、賛否はともかく当時の風潮を知る一助になりそう。2023/05/07
ゆかたん
3
オズの魔法使いの続編その1。 ドロシーとライオンが出てこないのにびっくり。でも、これはこれで面白かった。 オズマ姫だったのか〜。2015/08/10
-
- 電子書籍
- 嫌われ主人公の余命わずかな姉になりまし…
-
- 電子書籍
- 救済不倫 2巻 ヤングアニマルコミックス
-
- 電子書籍
- 新刊めったくたガイド大全 角川文庫
-
- 電子書籍
- <デジタル週プレ写真集> 佐野ひなこ「…