ハヤカワ文庫SF<br> 宇宙島へ行く少年

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ハヤカワ文庫SF
宇宙島へ行く少年

  • 著者名:アーサー・C・クラーク【著】/山高昭【訳】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 早川書房(2013/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784150106829

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内容説明

ついにやったぞ! ロイはいままさに天にものぼる気持ちだった。ワールド航空主催のクイズ番組で優勝したのだ。そしてその優勝賞品は、なんと、夢にまでみた宇宙ステーション行きの往復キップだったのである! 大宇宙にあこがれる少年の夢と冒険を、巨匠アーサー・C・クラークが生き生きと描きだした傑作SF!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

85
この小説を読んで望遠鏡で月を見た中学時代のことを思い出した。クラークの小説は宇宙の中にある詩情を読み手に伝えてくれる。クイズ番組で優勝した少年が宇宙ステーションに出かけるお話。1952年に書かれたことが信じられないぐらいディテールが緻密に書き込まれており、宇宙旅行を疑似体験できる。ステーションから見た地球や宇宙の描写が鮮やかで、美しい。プロットがしっかりしており、ドキドキハラハラしながら最後まで読めた。一つのエピソードとして語られる水星探検の話が面白かった。このエピソードだけで一つの長編が書ける気がする。2013/12/15

roughfractus02

8
ジュブナイルと呼ばれる本書(1952刊)だが、まだ大気圏外に人類が進出していない時代に、主人公と等身大の読者を宇宙ステーションでの生活を借りつつ簡単な科学知識を教える教育の意図があるようだ。大気圏外の脱出時や宇宙ステーションなどで空間ごとに変化する重力や酸素供給について、移動する主人公の身体の変化から想像させる進行ゆえか、奇想天外な冒険小説にあるような敵との戦いや勝利の物語は抑制されている。未来的な技術設定は、第二次大戦時に着陸用レーダー管制システムを構築した技術者だった作者ならではのリアルな描写である。2023/09/12

はる@夏の霜

7
遠くの星ではなく、地球のすぐそばのステーションでの話というのが楽しい。実際に自分が宇宙に行ったら?という想像をかき立ててくれる。//水星人や火星人がいるあたり古いSFという雰囲気だけど、人類がすぐそばの惑星に隣人がいることを想像した楽しい名残。//読んでいてワクワクして、胸が躍った一冊。2013/12/18

ろびん

5
これが60年前に書かれたって本当に凄いなあ……。序盤の展開がとてもアメリカ的というか。2017/09/06

ube4

3
静止軌道の人工衛星や国際宇宙ステーションが実現したいま読むと刺激が足りない。ただ、無重力下での宇宙滞在を主軸にしたこの本が、人工衛星さえ打ち上げられていない1952年に出版されたことには驚愕する。2013/03/22

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