内容説明
全国各地の禅堂を訪ね歩き、自ら坐禅修行に就いて、自己を探る体験記。総持寺、永平寺、青苔寺などに参禅して、苦行のなかから自由・無・宇宙の真髄を把えなおす。すべての先入観を捨てて、即実践から新しい自己解放をなしとげようとした、貴重な記録がここにある。正直な参禅の告白に誰もが感動を覚える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
imaco
1
井上老師との対話が興味深い。著者あとがきに「あれ以来坐禅はやっていない」とあって興ざめした。でも、一般人が会えない老子と対話し、めったにできない体験をして、この本を出版してくれたこと。これが著者のお役目だったのかな。感謝2009/10/19
れこやん
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10日100時間の瞑想合宿の体験後で再読してみました、厳しい参禅から ゆるい旅館での自主合宿まで振れ幅の大きい修行記、禅僧の対談も4つ収録でバラエティ豊富な内容、禅や瞑想に興味があれば楽しめる本。2014/08/09
丰
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Y-202005/11/20
三上 直樹
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初出1978年という40年も前の、横尾忠則さんが坐禅修行の中で感じたことを記し対談を重ねた内容。 一般参禅者の扱いですが、それだけに坐禅の真髄に近いという印象を受けたのは、私の思い入れに過ぎるでしょうか。2018/05/29