内容説明
東京の女子大学を卒業してR新聞社資料調査部に働く順子は、ある日外国要人の写真を係に取り違えて渡し、その日の夕刊の写真誤用は社内に大きな波紋を呼んだ。部長末広と次長の左遷。――責任を感じた順子は編集局長川北に辞表を提出するが、川北は意外にも彼女を銀座のクラブに誘う。二人の接触は、川北に恨みを抱く末広により、スキャンダルとして暴露された。社内に激化する醜い派閥争い。職場への夢を失った順子は、一夜川北から財界の怪物海野を紹介されるが…。人生の確かな手ごたえを求めてさまよう、一女性の心と行動を鮮やかに捉えた巨匠の長編現代ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Spencer
1
古本屋。ミステリーではなかった。女主人公が一流会社の日陰部署から、様々な出来事における同僚や上司の姿を見て、人間とはこんなもんだと思う。ビールをかけるシーンはかしこき女性かな。でも主人公はぐるっと回って別な世界でまた冴えない生活を始める、という何とも言いがたい話だった2025/05/28
バムケロ
0
○ 松本清張の本にしては、軽めに読めた。2011/09/03
Akiro OUED
0
これが女心なのか。頭からビールをかけた相手になぜかデートに誘われて、相手が待ってるホテルへノコノコ出向いた。火事で焼け出されて命からがら逃げ出した海野は、順子との逃避行に幻滅した。この男心はありだ。男たちに幻滅した順子が、なぜ夜の世界に活路を見出したのだろう。女心は不思議だ。2025/11/16




