内容説明
『太陽の祭り』―六百年前に滅亡したインカ帝国の現代もつづく盛大な祭りの日、アンデス山脈に葦笛ケーナの音色が流れ、街で働くインディオは故郷の山村へ帰る。十年前に日本を離れて、南米を放浪の末に、今はペルーの首都リマでインディオ出身のアリサと幸せに暮す山崎真次。祭りの日、父母のいる山に帰りたがるアリサとインカ山脈の村に移住を決意した真次に、ある呼び出しがきた。長篇サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kanamori
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☆☆☆2011/10/12
slowbird
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日本で過激派闘争を繰り返し国外逃亡の末にペルーに住み着いた男。仕事も安定し、恋人の実家のアンデスの山奥の村にに招待されるが、クスコで行われるインカ帝国時代から続く祭りを反政府勢力が妨害しようという謀略に巻き込まれていく。元過激派の人生は、国家や民族といった幻想に翻弄されてきたが、アンデス奥地で素朴な暮らしを送ることは、国家の影からもっとも遠いところにある。地球の反対側で安楽の地を前にしての葛藤とともに、南米の現実とサスペンスに巻き込まれていく中で、人生の決着をつけようとする時空の広がりにも畏怖を感じる。2024/12/21
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