内容説明
「男の哀愁、にがい自嘲や挫折感、にもかかわらず何かにもう一度賭けてみようとする心意気」……アーウィン・ショウの小説に惚れこんだ著者は、その洗練された感覚と技巧を「なんとか盗みたいと願いつつ」これらの短編を創った。 ――女性ミステリー作家が〃男の涙〃を主題に据えて、思いやりと憧憬をこめて描く都会ミステリーの極地!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Inzaghico (Etsuko Oshita)
6
洗練された軽妙洒脱な読み味を売り物にしてきた小泉ならではだ。この人の文章は、翻訳でもクレイグ・ライスなんかだとほんとに生き生きしていてぴったりだ。 どの作品も、今はもう化石になっている「ダンディズム」に満ちている。女性から見た理想の「ダンディズム」だ。「男は黙ってサッポロビール」のタイプのそれだ。犯罪者も、盛りを過ぎたスポーツ選手も、憧れの外国人作家に会いに行く中学生も、その外国人作家も。饒舌な男があまりいないのもいい。2023/12/30
kanamori
0
☆☆★2011/03/19
saifu
0
表題作と「ヒーロー」が良い。2014/03/01
がんもどき
0
きんどる。 海外小説翻訳で充分にセンスを磨いた作者の、ミステリでは無いが雰囲気のある短編集。とてもおしゃれな感覚が楽しい。2019/08/17
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