内容説明
はるかな未来。人類はすでに遠く深宇宙にまで進出。冒険者たちの華々しい活躍、重要な科学的発見そして戦争、そんな歴史の流れの片隅で、わたしは、宇宙の小さな生き物たちの観察に生きがいを感じてきた。体に生体核融合炉を持ち火の花に群がるプラズマイマイ。星々の追悼のメモリアルであるデザスター。超高速で宇宙へ飛び出そうとして燃えつきてしまうRUN。博物学者のわたしが綴る生物たちへの讃歌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
8
架空の博物誌って本当に楽しいよね。見かけたら買って読んだりはしてるんだけど、本気で追いかけたことは無いから、他にも楽しい作品があるんだろうなぁ。おススメがあったら教えていただきたいm(._.)m 主人公の年齢設定のせいか、メインのストーリーは(個人的に)結構いたたまれない(^_^;)昔の事を考える事が多くなったらそろそろ…とか思ったりするのでw いつまでも常に未来の事を楽しみにしながら生きて行こうと思いましたw2018/09/15
紫
1
宇宙生物の観察記録を通して描かれる、生物の進化と宇宙の成り立ちの秘密。全6編収録のSF短編集。基本的なパターンは、奇想天外な宇宙生物の生態に、これを窓口にして語り手が回想する過去の出来事という二本立ての構成。作者のイマジネーション、詩的な描写には圧倒されるのですが、禅問答のような生物論・宇宙論が延々と続くので、SFになじみのない読者はおいてけぼりな印象であります。そんな中、失ってしまった青春への追憶が切ない「シエロス」は一編の物語として最高の出来。星3つ。2016/02/21
丰
0
Y-202005/02/01
ん?
0
昔読んだので1年前で登録。2007/06/20
権三郎
0
本棚から発掘。水素を吸収し花芯で核融合によりヘリウムに変える花、四次元的超立体構造の巣を作り、想い出を月に映し出す蜘蛛様の生き物などの観察記。老人の記憶と共に描かれるそれらの生態はSFのひとつの到達点であるように思えます。2022/09/06
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