内容説明
庶民への愛に貫かれた小説一筋に精進をかさね、また頑固一徹な言行によって“曲軒”とあだ名された山本周五郎。その独特な人生観・文学観と、すべてを創作に打ち込む厳しい日常をうかがわせてくれる、文庫版初のエッセイ集。本編には、名作『樅の木は残った』の取材ノートともいえる「雨のみちのく」などの紀行文に、日常雑感、それに十八番中の十八番、歳末随想を集める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
6
周五郎さんの珍しいエッセイ集。ただ書き下ろしではなく,新聞や雑誌などに掲載されたもの。周五郎さんの人柄がうかがわれます。頑固そうだ・・・ 2022/03/30
Gen Kato
2
再読。山周先生の味はその語り口、文体にあるなと改めて実感する。今回、もっとも沁みた一文「金は従属的なものであって、主体性はないものである。金さえあれば何かができる、と思ったら大きな間違いで、金があったって何もできない」2016/05/23
Kotaro Nagai
1
周五郎のエッセー集。周五郎の人となりがわかる。2006/11/26
naturaltomato
0
山周のエッセイのエッセンス的なもの。山周的クールな偏屈さみたいな感じは、なんとなく自分の見方にも似てる気がしてすごく共感しやすいんですね。身近にいてもきっと友達には慣れないんですが。
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