内容説明
原子力船「むつ」は佐世保での修理を終え、新母港の下北半島関根浜へ向った。八丈島近くに大型台風が接近してはいたが、航海は順調だった。だが、(新潟沖100キロを航行中、全員元気)の無線を最後に、「むつ」は消息を絶った―――。やがて、尖閣湾沖で大量の魚の死骸が発見され、近海が放射能に汚染されていることが判明する…。事件の意外な真相を追って、日本海からアラブ海へ展開する壮大なサスペンス推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
48
原子力船むつ号は修理を終えて帰ってくる予定だったが、台風のせいなのか、消息を絶ってしまう。 その後尖閣湾沖に魚の死骸が大量に打ちあがる。 それは放射能漏れであった。 1984年の時代であるが、今見ると放射能で魚が死んだり、尖閣諸島というキーワードが丸っきり現代のもの。 ただ真相は突飛というか、かなり豪快なふり幅なので、そこは賛否あるかも。2023/10/16
anxiety
5
大阪某所で「持ち帰り自由」となっていたので拝借。タイトルの通り、試験航海中に忽然と姿を消した原子力船むつを巡るミステリー…なのだけど、ちょっとこれは…。核燃料棒を海に投棄して事故を偽装する、といった具合に、核がミステリーの「道具」としてあっさりと扱われるのに驚嘆。大変失礼ながら、社会性、倫理性は検討しない著者の「稚気」とでも言うべきものに唖然とした。昭和59年発刊だが、当時既にスリーマイル島の事故などがあったのに…。福島第一原発の事故を経た日本人では絶対受け入れられないだろうな、という感じの本。2026/03/11
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
昭和59年 9月10日 初版2015/06/11
シロくますけ
0
目的のためには手段を選ばない犯人の主張に共感できない。2024/01/12




