内容説明
人が生きるということは、大変なわずらわしさと汚濁に満ちている。しかし、そういうものを味わわない限り、もう一方で用意されている喜びや幸せの味もまた理解することはできない。結婚だって同じこと。こぎつけるまでの苦労が大きければ大きいほど、幸福だって大きくなる。結婚にはなにしろ女たちの人生がかかっているのだ。アルトマン・システムに入会するのもいいし、見合いだって見直そう。あの手、この手を使って目指す男を果敢にアタック。とにかく、みんな結婚しようよ! そもそも若い女が結婚に憧れなくて一体なにに憧れるんじゃ。抱腹絶倒の中から浮かび上がる、せつなく甘い「結婚」の真実――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
20
1986年読了。なぜ当時この本を読もうと思ったのか、謎。(2023年5月12日入力)1986/05/12
ss
2
80年代の価値観おお怖っ。 芸能人の婚約発表で婚前交渉について聞くとは…プライバシーもクソもない時代か。 普段のエッセイにちょこっと結婚したいエピソードが入るのならまだ良いのだけれど、少々胃もたれするレベル。 2020/10/15 2020/10/15
おちおち
1
気持ちいいわ(笑)2015/02/06
きりん
0
親の蔵書から引っ張り出してきた林真理子のエッセイ。 若い女性に憧れられている女優といえば松坂慶子や桃井かおりという時代感。イケメンといえば郷ひろみ…かなり古い。林真理子の語り口がもうこれぞ昭和って感じだな〜〜と。そして、結婚観が昭和なので共感はできないんだけど、登場する嫌な女は令和にもいるよな〜とも思った。2022/11/29
Deer Book
0
2作目。1983年のエッセイ。まだ独身の林真理子の結婚観。2019/08/15