船乗りクプクプの冒険

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船乗りクプクプの冒険

  • 著者名:北杜夫
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 新潮社(2013/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101131054

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内容説明

宿題をなまけて本を読み始めたタローは奇妙なメマイとともに、物語の世界に陥ち込んだ。執筆途中で姿をくらましたキタ・モリオ氏のために大海原を漂うはめになった主人公クプクプに変身したのだ。物語の結末を求めて無責任作者を追うクプクプとその仲間の前に、つぎつぎと現われるメチャメチャの世界。読む人を思わず青い海へ、空想のたのしみへとひきこむユニークなメルヘン。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

166
キタモリオの作品「プクプク」になってしまった主人公。船に乗って、難破して、キタモリオに出会う。ありがちな物語だが、嫌みがない。登場人物に親しみが持てるためだろう。仕事の帰りの疲れた時に、読むとよい本。行きに読むと、そのまま冒険にでかけたくなるかもしれないので危険。2014/01/14

ミュポトワ@猫mode

65
北杜夫先生が贈る児童書。俺は小学生の時に買って読んだ以来、久しぶりに読んだ。確かこの本で読書感想文も書いた記憶があるが、どんな内容を書いたかもう覚えていない。でも、これは小学生じゃ楽しめるが、よくわからないんじゃないかな?一応、分類的には児童書だけど、小学生に「回教徒」って言ってもわからないだろうなぁって思う。大人になった俺は知識がそれなりに着いたから、この本のようやく読めるようになったが。ってそういうことか!児童のころと大人になってから、2回に分けて読んで深く納得する本か!さすが、北先生。奥が深いw2022/08/13

はらぺこ

56
北杜夫にはなられへんけどキタ・モリオにならなれる気がする。 ナイフの件がオモロかった。2013/06/03

とも

42
自分が生まれる前に書かれた作品やのに、今読んでもすごく斬新っっ!北杜夫先生の自由な、いや、自由すぎる作風に感服です。登場人物の誰もが伸び伸びと描かれ大好きです。色褪せてないですね。何て言って表現したらいいか…うん、キラキラしてます。2017/01/26

うりぼう

40
松丸本舗の三冊屋「エアリー三冊」の1冊。選者は北原ひでお氏、私の編集学校の師範。私たちは、選ぶことができる。どこに身を置くか、どこに出かけるか、エアリーなエリアへ旅の物語。この本は、北杜夫氏の冒険の本。らくらくと飛翔する。いきなり著書の世界に引き込まれる主人公、著者キタ・モリオ氏が乱入し、ネバーエンディングストーリーを横目に現実とは何かを問う。でも、そんな真剣な読み方自体を長新太氏のイラストが笑う。もっとエアリーに。船長の生き方に憧れ、好き勝手に生きること、自由であることは孤独で、皆への呼び掛けに顕れる。2012/08/11

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