なぜ

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なぜ

  • 著者名:松下幸之助
  • 価格 ¥400(本体¥364)
  • PHP研究所(2012/08発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167171018
  • NDC分類:914.6

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内容説明

1965年刊行、1976年文庫化(ともに文藝春秋社)作品、電子版にて復刊。高度成長を遂げる1960年代の日本。松下電器(現・パナソニック)の創業者である松下幸之助が、そこに抱かずにいられなかった幾多の疑問――「なぜ」。例えば企業の在り方を考えれば、本書でこう述べる。「絵をかき、音楽を奏すれば、これは芸術として高く評価される。それはそれでよい。正しいと思う。私が“商”にたずさわるからといって、儲けることをそこまで高く評価せよとはいわないが、もう少し社会的に高い意義を有するものと考えられないものだろうか」(本書より抜粋) 思索は経営にとどまらず、政治、経済、教育、そして日本人の精神までに及び、そしてその「なぜ」に対し、経営の神様が果敢に答えを提示していく。「自分なりの人生観、処世観、事業観にもとづいて考え及ぶところを述べているにすぎない。従ってそこには不備な点も多々あることとは思うけれども、ともかく本書を一貫しているのは、私なりの“なぜ”という問いと、それに対する私なりの答えである」(本書「まえがき」より抜粋)【目次】はじめに/なぜ(まえがきに代えて)/繁栄のための算術/「ホステス百万」で考えたこと/大いに儲けるべし、しかし/吉原遊廓と人間性/“信賞必罰大学”のすすめ/権威と民主主義/私製紙幣と経済危機/このごろ思うこと/こどもを躾ける/三つの「生徒守則」/自らを評価する/手さぐりの人生/青年への私のねがい/命をかけた真剣さ/徳育は人間の尊厳を教える/習慣が人をつくる/「安かろう良かろう」の教育を/わが日本一の借金王時代/ダム経営と適正経営/現代三方一両損/戦後三十年に思う/八十の手習い(あとがきに代えて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ishicoro

2
戦後30年の頃に書かれた本だが、戦前から経営者として自社、日本社会、そして世界を見てきた松下さんの言葉には重みがありますね。江戸時代に吉原に遊郭を作って治安を保った徳川家康の話、日本社会の生産性の低さへの警鐘、教育への課題意識などが印象に残りました。日本の生産性の悪さをこの頃から客観的に見れていた松下さんの視野の広さはさすが。2018/07/16

Tasuku Etsumori

0
戦後20年から戦後30年、今から約50年から約40年前の話が書いてあります。父から薦められました。ドイツ連邦、ソビエト時代でバブルがはじける前の話ですが松下幸之助はバブルなるものが来てはじけてしまうと予期しています。それほど日本の経済、教育、政治に対して憂いていました。松下幸之助が体験したエピソードや自伝もあり、また例え話を用いて物事を説明していますがとても分かりやすい内容だと思います。経済学、経営学の知識が有る人が読めばもっと面白い本だと感じられると思います。2012/01/19

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