出版社内容情報
和菓子とあやかしの春夏秋冬。4つのほっこり物語を詰め合わせ。あやかしが訪れる和菓子屋さん『春寿堂』の何気ない日常を抄録。名月や玉藻、あずきが結ぶ、小さな“ご縁”の行く末は? 桜羊羹、草餅、柿菓子、雪饅頭――四季折々の和菓子作りと、あやかし語りをご賞味ください。
真鍋 卓[マナベ スグル]
第2回ネクストファンタジア大賞銀賞を受賞し、マナベスグル名義でデビュー。主な著書に『ダウトコール』(富士見書房)など。実家は和菓子屋を営む。
二星天[ニボシテン]
内容説明
あやかしが訪れる和菓子屋さん『春寿堂』で、名月が玉藻と怪奇事件に振り回されている、その頃。移りゆく季節の間に、4つの小さな“ご縁”が結ばれていた。春の化身・春風挽歌が求めるものは献菓か、それとも―。幼稚園の夏祭り餅つき大会で、犬飼一が出会った問題児とは?暮れゆく秋に窓の外を見つめる令嬢と、柿の木の精霊の願い。名月が挑む製菓衛生師試験は、まさかの冬山登山の試練!?桜羊羮、よもぎ餅、柿菓子に雪兎饅頭。四季折々の和菓子作りと、あやかし語りをご笑味ください。
著者等紹介
真鍋卓[マナベスグル]
第2回ネクストファンタジア大賞銀賞を受賞し、マナベスグル名義でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
48
あずきちゃん大活躍の番外編。名月の受験勉強風景が楽しい。柿の木の精と深窓の令嬢の物語はこのシリーズとも思えない程美しい物語。どのキャラも魅力的だったけどあずきや犬飼が好きだなあ。ってこの二人は二大役立たずキャラだね、2023/04/14
よっしー
24
これが本当の最終巻。まさかのあずきが主人公となって話が進みましたが…こうしてみるとただの役立たず(失礼ですが)では無かったのですね。甘えられる環境だからこそ、無知な振りをしていた?あずき、知らないけど。という言葉の裏では色々考えていたのかも知れませんね(笑 名月は文句を言いつつも玉藻と共にお菓子作りをしながら、また新たな縁を結んでいくのでしょうね。楽しいシリーズでした。2021/12/21
み
24
あずきさんイチオシのあたしには、本編よか面白かったぁ♪あずきさんは、省エネタイプの式神だったような。2018/02/28
ううち
13
最終巻を飛ばして読んでしまった。名月くんを取り囲む人(?)たち目線の外伝。あずきが活躍する柿の木の精の話がお気に入り。2017/05/28
すみの
12
番外編。あずきメインになる話。大団円になるように、あずきも一応考えていたのだとわかり、さすが式神。2017/06/13