角川文庫<br> 大暗室

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角川文庫
大暗室

  • 著者名:江戸川乱歩
  • 価格 ¥462(本体¥420)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041053157

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内容説明

頑丈な木枠に縛りつけられた娘の豊満な胸をめがけて、きっ先が鋭い刃物になった大きな振り子が迫ってくる。ついに振り子がその娘の乳房をえぐった! と思った瞬間、うすれゆく意識の中で、彼女は無気味な悪魔の笑い声を聞いた。殺された父の復讐と恋人の危機を救うため、凶悪な殺人鬼に対決する、青年有村清。だが、そのゆくてには恐ろしい奸智にたけた敵の罠が……。強烈なサスペンスでつづる江戸川乱歩の傑作長編「大暗室」ほか、毒草/百面相役者/疑惑/鏡地獄/を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

色々甚平

6
1936年に書かれた長編「大暗室」。そして、他に収録されている短編小説は1925-6年に書かれたものである。そのため、大衆小説の乱歩と初期の乱歩の両方を楽しめる一冊になっている。大暗室では、種違いの兄弟の知恵比べとなっているが、暗闇・地下が強調されたり、強烈な悪は、その人物が死んでも人に伝染し残るような描写がされている。乱歩の中でも一番好きな鏡地獄も収録されているが他の作品も、平凡な人の深層を抉るような作品だらけで名作だらけと言っていいと思う。短編の方が好みだが大暗室も、いつもの探偵小説として楽しめる。2018/02/03

ケニー

0
色々あっさりした乱歩ですね。表題作より、後に載ってた短編達の方に惹かれました。まあどの作品でも、彼の変態っぽさはちょいちょい出てましたけどww2014/08/08

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