内容説明
「士の守るはただ義の一字」――ふるい残された鉄石の赤穂義士四十七人の、情を尽し、理を尽し、完璧を期して主君仇討に賭けた「武士道」とは……華やかな元禄快挙の陰に埋もれた大石内蔵助の苦悩と機略の才を数々の史料に拾いながら、武士気質から形式美へと移り変る「士」の核心に深く鋭く迫った卓見「忠臣蔵」。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
7
たまたまこの時期に読み終えました。戦時中に書かれたもので、当時は主君に忠誠を尽くすというよりは天皇陛下に忠誠を尽くさないという世論だったため、忠臣蔵ものはNGだったようですが、それに反駁するためにも書いたとのことです。江戸の急進派がさっさと仇討ちしようと内蔵助を説得にかかってものらりくらりとかわされて実行できなかったのは当然知ってましたが、仇討ち直前に内蔵助に内緒で実行しようとしていたのは知らなかった(ちょうど大学に沙汰が下って再興ならずというのがわかったので中止になった)。古さは感じられなかった。2022/12/13
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