- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
本書の原本は、大前研一氏が著し、1982年にアメリカのマグロウヒル社から刊行された「The Mind of the Strategist」だ。日本企業の強さの源泉は何なのか、世界中が知りたがっていたまさにその時に刊行され、大前氏の名を広く世界に知らしめた1冊である。21世紀の今ならば、日本のビジネスパーソンは「マインドセット」「ディープスマート」という言葉を知っている。スキルと合理性を極めるだけではビジネスの世界で勝者となることはできないと知っている。真に必要なものは洞察する力なのだ――と。その重要性を25年も前に世界に向けて提唱したのが、本書『ストラテジック・マインド』である。
目次
第1部 戦略的思考の基礎―革新的戦略の方向を探る(すべては分析に始まる;戦略的優位に至る四つの道;成功のカギ要因(KFS)への絞り込み ほか)
第2部 優れた戦略の構築―戦略的三角関係の視点から(戦略的三角関係;顧客に基礎を置いた戦略;自社に基礎を置いた戦略 ほか)
第3部 現代の企業戦略環境―日本企業に何を学ぶか(経済環境の把握;戦略的変化への対応;日本―その神話と現実 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yohei
5
★★★★★大前氏の初期の著作からにじみ出る迫力は流石。『企業参謀』で企業の集団意思決定の手段として語られていた戦略思考を、本書では経営者の条件として語っている。重要なポイントはすべて「真の戦略家は、○○するものである」というフレーズ。世界の競合を相手にしていくのであれば、この程度の能力は必要だ!と、遠いゴールを示してくれる本。2014/05/28
complexmachine
2
情報量が非常に多い。基本的思考法から、事例まで網羅されている印象。当時と現在との違いが興味深い。また、海外向けに書かれている為、日本企業の紹介のされ方が非常に勉強になります。読んでみて思うのは、「マネジメント」とか、「ビジョナリー」みたいな本は情報が非常に絞りこまれている事です。万人受けする名著って、そういう本なんだと思います。この本は非常に有用だし、読み込む価値があるけど、そういった意味で名著になれないのかもしれないと感じます。2012/05/14
シラヌイ
1
今読んでもちゃんと面白いのね。2011/02/12
伝書鳩
0
星1つ。企業参謀とセットで読むのが理想かも。しかし、一読だけでは理解するのは厳しい。繰り返しまた読みたい。2015/11/23
まゆみ
0
翻訳本だと大前節がマイルドになっていてものたりない。2009/06/01