内容説明
歴史文学の名作『新撰組始末記』で知られる著者は聞き書きの名人であり、随筆の名手であった。”味に値無し”――明治・大正のよき時代を生きたその道の達人たちの、さりげなく味覚に託して語る人生の深奥を聞書きで綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
8
戦前の、御一新の時代を生きた古老からの聞き書き。銀座千疋屋主人の屋号はいまも老舗としてあるあの千疋屋だろうし、ドラマ化もされた天皇の料理番・秋山徳蔵、国の重要文化財「老猿」の高村光雲ら、有名人(?)も登場する。高村光雲翁は江戸庶民の味であった夜鷹蕎麦を大いに語っているが、秋山徳蔵コック長は東西の食べ方の違いや、熱いことがうまい味覚の一つとして熱弁をふるい「日本人は店を食う癖がある」と嘆息するように、うまい店をあげる人、一つの食材にこだわる人、食文化を憂う人、味覚を通して、実に様々な人生観を味わえる。2017/12/03
お気楽きもの
1
随筆の名手でもあった子母沢寛の作品。 千疋屋の主人の果物の食べ方のはなしなど、様々な分野の達人の食べ物についての話を聞き書きしたのち、作者の言葉が添えられている。2013/10/16
くまお
0
http://blog.livedoor.jp/kumatiku/archives/1584646.html
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