思い出トランプ

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思い出トランプ

  • 著者名:向田邦子【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2013/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101294025

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内容説明

浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など――日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた13編。直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

382
『浮気は今までにも覚えがあるが、部下とこうなったのは始めてである』。1980年に第83回直木賞を受賞した3つの短編を含む13の短編が収録されたこの作品。そこには1980年という時代の空気感が自然と醸し出される物語の姿がありました。さまざまな場面設定の物語に人の息吹を感じるこの作品。そんな登場人物たちの思いが今の世を生きる我々と変わらない、いつの世も変わらぬ人の普遍的な感情を綴るこの作品。実に累計200万部を売り上げたという物語の中に、40年前にこの作品を手にした人たちの思いを感じもする、そんな作品でした。2024/10/02

ehirano1

368
「犬小屋」について。ホンワカした話と思いきや、終盤に斜め上の展開で暗転しますが読後感は決して悪くはなく、ノスタルジックな思いでエンディングを迎えます。「想い」は「重い」のでなかなか時間が掛かるものですね。2023/07/02

ykmmr (^_^)

268
向田さん初読。『思い出トランプ』と言う、綺麗&ハッピーな中身を連想させるが、実は中身はダーク。人間の醜さ・儚さ・正直さ・ダークさを描いているのだが、その内容は重層で、人間の闇・らしさそのものなのに、それを颯爽とささっと、ある意味爽やかに書いていて、中々読みやすい。ストーリーの作り方も上手く、色々な展開が楽しめる。人間は、『誠実』に生きようとしているが、実は何処か『正直』にも生きているんだよね。まあ、時代が『昭和』なのは仕方ない。その時代に書かれたし。私を含めて、『昭和』の生活をあまり知らない人もいるし。2022/01/20

ちくわ

257
【♪】お知り合いのぴーさんが向田邦子作品を読まれていたので気になっており、今回初めて読んでみる。どの短編も愛憎、病気、死別などの人間の悲哀を描いており、人間味が溢れまくりである。この情深き昭和っぽさに心を鷲掴みにされた。個人的には山本周五郎っぽさも感じたが。ちなみに、一番印象深かったのは『犬小屋』である。かっちゃんは勿論良かったが、当時はうちでも犬は外の犬小屋で飼ってたなぁ…とか、魚屋さんは異常に元気だったなぁ…とか、脳裏に蘇る自分の幼少期(=昭和)を思い出し、母と電話で1時間ほどダベってしまいましたよ。2026/02/04

kinkin

230
携帯もネットもなかった時代、でもそれなりに幸せだった昭和を丁寧に切り取った短編の数々は、何度でも読み返すことができる。 2013/02/07

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