内容説明
溢れんばかりのユーモア、該博なる知識の所有者・狐狸庵山人が、古今東西、森羅万象の名言、格言に、自由奔放、縦横無尽、手当り次第に挑戦。迷える心、鬱屈した精神、卑属な心情をものの見事に解き放つ。笑いと諷刺のうちに人生の諸相を皮肉る、おかしなおかしなエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カバミ
7
遠藤周作さんの本は読んだことがなくて、勝手に太宰的ななんとなく暗そうなイメージを、持っていた。姉が、ほかすというので、試しに読んでみたら、とてもアホな本だった。そして、とても親しみを覚えた。顔が亡くなった祖父に少し似ているのもある。毒薬…読んでみようかな、どうしようかな。2016/01/21
ゆきのすけ
7
編集部注、やけに失礼だな!先生に対してずいぶんとでかい口を利くものだ、なんて思ったら。笑 ふふふ(分かる人には伝わる笑いとしておきます)。これからの人生で一度は結婚式のスピーチなるものをするかもしれないけれど、牛の小便のようにならないように、と肝に銘じておこう。そして自分の子供は電車内で座らせないようにしよう。「かわいい子には、タビをさせよ」を読んでいて、元気な子供が電車で座っているのは違和感を覚える私は、膝を打つ気分だった。温かくて、ためになり、そして笑える、いい本を残してくれた先生に感謝したい。2010/12/10
ライム
5
様々な格言に対する狐狸庵先生の珍解釈が冴える。「洞ヶ峠を決める」の説明が、ホラによって峠が変わるという自己暗示の話にスリ代わっていたりと楽しい。恐れると畏れるの意味の違いから、一人前の大人とは?の真面目な話もなるほどと思わされる。「錦の御旗」では、落ち度の有る人を正論・正義で吊るし上げる当時のTV番組の話で、今ではネットがそれに当てはまるだろう。糸川博士が晩年にバレエに目覚めたのに習い、著者も年寄の冷や水の声に負けずに若者達に混じってダンスを始めたという、その行動力にも驚かされた。2026/01/04
まなぶ
4
普段エッセイは読まないけれど遠藤周作のものは好き。諺や名言に関するエッセイだけど、結構道から逸れている。ひとつひとつに書いてある編集部注が面白くって何度も笑ってしまった。解説も面白い。頭から解説まで楽しい一冊だった!2014/06/08
晴嵐
4
編集部注がやけに失礼で、やけに面白い。と思ったら・・・2010/05/18




