集英社文庫<br> はるかな町

個数:1
紙書籍版価格
¥502
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

集英社文庫
はるかな町

  • 著者名:三木卓
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 集英社(1979/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087502329
  • NDC分類:913.6

ファイル: /

内容説明

友達の姉さんへ寄せた淡い想い、夏期休暇の映画会、放課後の図書室、校庭のポプラの樹々……。過ぎ去った少年の日への懐かしみを、詩人、作家である著者が磨かれた感性で豊かに綴る青春の日の讃歌。“はるかな町”へあなたを誘う創作集。33編収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クラムボン

9
静岡市ゆかりの三木卓さんが昨年88歳で亡くなる。鎌倉在住だった為か静岡新聞で訃報が載ったのは2週間後の12月2日。一面コラム《大自在》では短編集「はるかな町」の一篇「介添人」を紹介していた。高校の教科書で出会ったそうだ。三木さんの静岡高校時代のお話。友人が同級の女生徒に手紙で告白したが、返事を聞くために待ち合わせ場所に一人で行けない。そこで三木さんに一緒に来てもらうのだが…。満州からの引き揚げの時に父と祖母を亡くし、母親の郷里の静岡で暮らす…十代の三木さんのほろ苦い思い出が綴られている。 2024/02/02

トーマ

9
著作の少年時代のエピソードを集めた短編集。エッセイなのかと思っていたが、読んでみるとまぎれもない文学であった。無駄のない文章でありながら、著者の記憶を見るように追体験することができ、圧倒的な表現力にファンになってしまった。子供の頃、日常の中で何気なく起こっていた体験を、ここまで文学にできることがすごい。文章のうまさに関係なく、物の考え方や見方が鋭い人だと思った。これを映像化しても、明らかにつまらなくなるのがわかる。小説でしか表現できない、なんとも言えない心理が伝わり、小説の強みが何であるかを教えられた。2018/04/10

daikishinkai

1
「本の友」が面白かった。2018/09/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/383678
  • ご注意事項