内容説明
「博打うち」とは本当に因果な商売だ。プロである以上勝たねばならないが、勝てば勝つほど、客の足は遠のき、揚句のはては飯の食い上げだ。この難問が解決できない以上、「博打うち」とは、ギャンブルにのめり込んだ多くの男達の永遠の幻想といえるかもしれない。麻雀必殺技、“二の二の天和”に骨身を削るイカサマ師を描く「天和くずれ」。ギャングバー経営の女衒の達、ドサ健と寺の息子との息づまる秘技の応酬を描く「天国と地獄」など11篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーいちろー
1
阿佐田コレクションの中では、なぜか地味な存在で、実に久しぶりの再読である。ドサ健登場の短編があったことに改めて気がついた。何より驚いたのは女衒の達がギャングバーを経営していたことであった。わたしのイメージでは、もっと格好良く、不器用だったはずなのに、意外と図太く暮らしていたようである。初出の記録が載っていないので、わからないが、この本の収録作品は比較的後期のものなのではないか。どうも、小説的技巧が勝っているような印象である。2010/07/17
雲國斎
0
たくさん楽しませてもらったわ!1981/05/25
どかどかどか
0
『黄金の腕』を読んで、おもしろかったので、これを購入。他の作品も読んでみたくなった。2010/08/15
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