内容説明
登場人物――西田幾多郎、護良(もりなが)親王、サン・テグジュペリ、少年1・2・3、あんあん、のんの、立の木リサ、その他――をいちいち説明してもはじまらない。南北朝時代から600年をへだてた世紀末、すなわち現代の、たとえば「人に刃物を持たせると危ない」ような暑い夜、愛の絆などが問題になるのではけっしてなく、「うつつの世は夢、夜の夢こそまこと」である現世において、「月の光と鏡のいたずら」によって事が起き、鎮まり、ついに「鏡の海の果ては、行く先々で千夜一夜」という言葉で果てる、烈しさのあまり人の手を焼く、華麗不遜な、失なわれゆくものの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やまねっと
9
遊眠社の芝居はビデオで出ているものしか見たことがない。雲の上に浮かぶセリフをふわふわとした中で遊ぶような感覚で物語が走っていく感じ。なんか難しいが、説明しにくい。 野田秀樹の戯曲はやり手に凄く想像力を委ねる性質を持っていると思うので演りにくいと思う。今がどこでどういう状況か掴むのが難しい。読んでいても、役の大渋滞が起こり混乱する。 少年狩りよりも赤穂浪士の方が面白かった。唐突に終わるのではなく、盛り上がり方を想像することが出来たからだ。 両方とも、もう一度再演して欲しい。野田秀樹が生きているうちに。2022/03/08
訪問者
2
「少年狩り」と「赤穂浪士」の2作を収める。久しぶりに読む野田秀樹であるが、相変わらずの無茶苦茶なイメージの乱舞に圧倒される。その中に浮かび上がる不思議な抒情性。2020/05/13
kemonoda
1
併録されている「赤穂浪士」は、野田戯曲で一番好きかもしれません。初期の戯曲で、論理的な物語のあるホンではないので読みにくいですけど、夜見る「夢」のような不思議な作品です。「赤穂浪士」は後期の夢の遊眠社で再演があったので、幸運にも生の舞台でもみました。嬉しかったなあ。「夢」のような舞台でした。ちなみにこれは角川文庫版(絶版)。僕が高校の頃は角川文庫でも新潮文庫でも野田さんの戯曲が読めました(今はない)。現代戯曲が手軽に文庫で読めるって大事だと思う。これがなかったら、僕は芝居なんてやってなかったかもしれない。2013/01/27
桜井晴也
0
言葉遊びで連なる。ポスト・モダン風味、若干飽きる。2008/12/30
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