内容説明
「あのね、彼……死んだの、車にはねられて」遺書ともいえる言葉を残し、マリは恋人武夫のあとを追い自殺した。可哀相なマリ……。そういえばマリは、彼のいない人生なんて生きる価値がないって、いつも言ってたっけ……。だが、死んだ筈の武夫は生きていた。そして、天国へ行ったマリが一人では寂しいと招きよせるように、武夫のまわりで次々と起こる謎の殺人事件! 表題作「さびしがり屋の死体」ほか、実力派赤川次郎が、趣向をこらしたミステリー四編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤一臣
18
赤川氏の作品は、短編ごとの題材の振れ幅がすごい。凄すぎるので、どんな話だったか記憶に残らないんですね。たぶん、文体がライトすぎるというのもあると思います。人物設定が定型的で、どの短編も血を分けた兄弟たちの話に見えてしまう。そんな中でも時に記憶に残る話もあります。今回の短編はなかったけど。難しい本の間の骨休めでこれからも読んでいきます。2017/04/05
やまぴ
5
赤川次郎短編集、各話の関連はない。ライトな文体と短編ならではのスピード感ある展開であっという間に読了。2021/01/11
hina
5
『何事があろうと、私たちは夫婦なんです。死が二人を分かつまで・・・』2017/08/14
エネ
3
どんどん人が死んで逝く感じと、誰が仕掛けてその動機が気になり(推理小説として当たり前)さらさらと読了。「3人家族のための殺人学」の伏線は、どこにかかるのだろうと気にしていると、そんなところなのかと思わず笑ってしまいました。2018/11/20
ぷちん
3
「三人家族の殺人学」 これがラストに1番衝撃を受けた。参りました!2012/12/17
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