単行本<br> スタンブール特急

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単行本
スタンブール特急

  • 著者名:グレアム・グリーン【著】/北村太郎【訳】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 特価 ¥440(本体¥400)
  • 早川書房(2013/05発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152003027

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内容説明

オステンドからイスタンブールまで――人生に悩み苦しむ多彩な人物たちを乗せてオリエント急行が走る! 映画的手法が駆使され、全篇スピーディな魅力あふれる著者初のエンタテインメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

17
この小説は現代のSNS世界に似たパラレル・ワールドと言って良いかもしれない。60年代のポスト・モダン、オースターや春樹的小説世界を戦前の30年代、グレアム・グリーンが書いていた。様々は人々のストーリーの錯綜。そこには主人公も主たるテーマも描かれていない。舞台はパリからイスタンブールまでのオリエント急行という限定された列車の中。停車する都市と通過する田園風景を交えての人間ドラマ。それはファシズムが台頭する現代に似たワイマール世界と言って良いのだろうか。終着駅イスタンブールでの夢と涙は読み手のみの世界だ。 2021/09/12

nukuteomika

1
パリからイスタンブールへの特急を舞台にした群像劇。場面の素早い切り替わりとか、手際のよさは今でも通用すると思う2010/12/02

Stevie G

0
オステンドはその昔私がドーバーから初めて渡った大陸の町。その港でコンスタンティノープル行きの列車に乗り換えるところから始まるこの小説。ブルージュ、ケルン、ビュルツブルク、ウィーンと進む列車内での人間模様。ポアロも、渥美清もいない長距離列車での主役はいったい誰なのでしょうか。ドクター・ツィンナー?マイアット?いやいや、やっぱりコラル・マスカーだと思います。弱い立場で、人生の裏側もわかっていながら、一方で信心深く、はかない夢を追う愛すべきこのコーラス・ガールは忘れられません。グリーン最高傑作の一つと思います。2014/02/19

hiruhan

0
クライマックス前の、ある人物タイーホってもうちょっとサスペンスがあるエピソードにしてもよかったんじゃないか?2012/04/03

ゆりっぺ

0
1999年6月22日

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