社会の科学入門シリーズ<br> おかねと社会 - 政府と民衆の歴史

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社会の科学入門シリーズ
おかねと社会 - 政府と民衆の歴史

  • 著者名:板倉聖宣
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 仮説社(1982/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784773500363
  • NDC分類:337

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内容説明

「おかね」(貨幣)は人間の経済活動の主役のようなものです。各時代の「おかね」の質と量に目をつけて見ていくと,社会を動かしているのが権力者だけではないことが,経済には経済の法則があるということがはっきりと見えてきます。おかねの歴史を見ていくことで,社会と経済の法則を発見し,日本の歴史の大きな流れまでもがよくわかるようになります。目次=・ 日本最初のおかねと日本での金・銀・銅の発見
・ にせがね作りはいつからいたか
・ 新しいおかねと旧銭の関係
・ おかねの質はだんだんよくなったか,悪くなったか
・ おかねはどのように普及したか
・ 鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府のおかね対策
・ だれがおかねを作ったか
・ コイン屋さんでのいろいろな古銭の値段
・ びた銭とえり銭禁止令の話
・ 金貨や銀貨のはじまり
・ 小判の形はなぜうすべったいか
・ 一文銭のほかに何文銭があったか
・ おかねの名目価値と素材価値,重量の関係
・ 時代の変動とおかねの価値の変動
・ おさつ(紙のおかね)と兌換紙幣のはじまり
・ 今までに日本で作られたおかねの材質にはどんなものがあったか
・ どの時代の民衆がもっともよくときの政府を信用したか
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

27
板倉さんの本を、「ジャガイモの花と実」に続いて読む。1982年初版で、「富本銭の発見」以前なので、律令政府の経済政策については、最新情報を知っておきたい。「おかね」が地金価値から名目価値へ移行するまでは、実に長い年月がかかったのだが、名目価値は、おそらく今でも、政府が経済を安定させる姿勢にかかっていることもわかる。小学生向きだが、経済学のよい入門書。2016/07/03

ゼロ投資大学

1
日本のおかねの歴史についての認識をあらためることができた。古来の社会ではお金が信用を得るのは難しく、贋金もたくさん使われ、貨幣の含有率も安定しなかった。2021/02/16

ハゲ

1
政府がこんなグダグダな経済観念で、よく日本経済まわってたなーって思ったけど、考えてみれば民は殆ど米とか物々交換だよね。昔の紙幣や貨幣に対する信頼度を見ると、今の時代に生まれてよかったわ~って思う。今後も円が変わらず安定した通貨でありますように。あと参考文献と著者のあとがきがちょっと面白かった。ご教示願うって、え?これ小学生用なんだよね?っと一人突っ込む。2013/12/10

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