内容説明
男のワルクチは言いたかないが、女としてはちょっと蒙を啓いていただきたい部分があるから、あえていう。――男の作る政府も政治も、腐敗堕落しきっていますよ。仏のお聖さん変じて、時に、怒りのお聖となって、男女論、世代論、教育論と、世相のあれこれに言及する。また、野坂昭如氏、筒井康隆氏など作家仲間との交流、趣味のお酒のことなど、日々の暮らしの中でみつけた楽しい遊びを披露するみごとなエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
90
おせいさんの本100冊目は軽くエッセイにしてみました。世相のあれこれに毒舌よろしくぼやいたり、作家仲間の交流や趣味のことについて楽しく語ったりしています。ぼやきのようなものですが、今の世代の人がブツブツ言っているのと似たようなものなのかなと思いました。突っ込みたいところは色々あるのですが、読んでいて気持ちいいのはおせいさんのユーモアのある性格故でしょう。何でも言ってしまうところはあれど、やっぱりおせいさん、好きだなぁ。2017/08/24
ねむい
1
田辺聖子さんの本がいっぱい積んであるのでどれからにしようかと思ったんですけど、タイトルでなんとなくこれ。エッセイ。お酒・暮らし・旅・近頃の若者はと、あれこれぼやいているのだが、2016年の今色んな人がツイッターでぼやいている内容と共通していることが非常に多く、4~50年前に書かれたものだなんて信じられない。日本人は何も進化してないんだなと笑えた。ツッコミどころもあれど、偉そうな感じがないので気持ちよく読めた。今、有名人がツイッターで同じこと書いたらもれなく炎上するんだろうななんてさみしく感じた。2016/04/28
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