内容説明
本書では、『歎異抄』を、ちょっと変わった方法で読み直しました。子供っぽい疑問を持ち、現代日本人の生活感覚を、あえて離れることもしない、まことに非学問的な方法です。正確に読むこと、『歎異抄』に登場する、われわれ日本人のご先祖さまへの親しみと敬意を忘れないこと、この二点に留意しました。類書には決して見られない、新しい見解や解釈が、続々と現れています。
目次
1 三人の師弟の交わりと『歎異抄』の成立―序と後序
2 私は、どこにいるのか―第一条
3 仏に会いに、地獄へゆく―第二条
4 この悪人は、救われる―第三条
5 人と人の間は地獄、ときには浄土―第四、第五、第六条
6 海にいたる一すじの道―第七条
7 よみがえって拓く、念仏の大道―第八条
8 ことばの終わり、「ことば」の始まり―第九、第十条
9 異説のかずかず―第十一条から第十八条まで
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