内容説明
汎ゆる揺らぎの狭間を辿る驚愕の読書体験!!二人きりで暮らしてきた犬のハチがある日突然姿を消した。街の地図を作って探し始めた時、彼の世界は変わってしまった。存在:不在・非在。世界=神の排泄?現実vs妄想・狂気。純文学YouTuberつかっちゃん魂の第一作品。
著者等紹介
つかっちゃん[ツカッチャン]
1989年、大阪府生まれ。関西の某大学院の臨床心理学専攻を修了。公認心理師。図書館司書の資格も所持。一万冊以上の本を所有し、2019年より主に純文学の情報を発信するYouTuberとして活動中。2016年には応募小説「存在しない川」が文藝賞の最終候補作に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤス2
1
まず、感想の前に装丁を褒めたい。 デザインもさることながら、この手触り。デジタルデータにはないこの目の付け所に天晴! さて、感想はというと、存在とは何かや、狂気といった、これぞ純文学といった感じ。 エロ、グロ、バイオレンスといった要素に加え、サスペンスやプロレタリア文学的な要素も加わり、例えるならば、田中慎弥氏の「共喰い」と、西村賢太氏の「苦役列車」を足して10を掛けた感じですかね。 流石、純文学を知り尽くした著者つかっちゃんワールド全開といったところ! 読後は重厚さが残り、「匂い」のする作品であった。 2026/01/03
夏しい子
0
純文学の小ネタのような要素が大量に散りばめられていて よそ見が出来ない(本を読んでいる時によそ見などしないが喩えとして)が出来ない短い感覚で、どんどん溢れてくる小説だった。 私は安定を望む女性だからか、不穏になるほどに「まだ引き返せるから」などと思いながら焦るようにしてページをめくっていた。 地震で両親が亡くなった時よりもハチの死が近い時の方が彼が辛そうなところが全てを表しているなと感じた。2026/04/15




