内容説明
『サラブレッドに導かれて』は、サラブレッドをテーマに50年以上のキャリアを持つ写真家、内藤律子の集大成を示す写真集である。巻頭では、これまであまり触れられることのなかった著者の写真家修行時代の逸話や、海外での撮影エピソードを披露。続く本文では、著者が心を寄せてきた馬たちとの出会いを振り返り、現在の撮影スタイルがいかに形成されてきたかを、約110点の作品を通して紹介していく。1989年には、フランスでの個展や『神威の星』の出版などの幅広い制作活動が認められ、女性として初めてJRA賞馬事文化賞を受賞。本書は、馬から落ちても、蹴られても、下敷きになって背骨を圧迫骨折しても変わることがなかった著者のサラブレッドへの想いと、競走馬の聖地・北海道浦河地区への感謝の念を、馬を愛する全ての読者と分かち合うために編まれた写真集である。
目次
サラブレッドと私―巻頭インタビュー―
1 蹄音に導かれて
2 スーパースターの素顔
3 ターニング・ポイント
4 サラブレッドの聖地にて



