出版社内容情報
人口減時代、心豊かに生きる知恵は島(シマ)にあり。シマ思考とは「人々が支え合うコミュニティ」を中心に据える、しなやかな思考。日本の離島から、あなたのシマを豊かにかえる事例や金言をお届けします。
内容説明
人口減、孤独・孤立の増加、気候変動、災害リスク、不穏な世界情勢。この先の世界を生き抜くすべは「小さな規模」にある。現代人が失いかけている感覚も人と人、人と自然が共生する力も「日本の離島」に残っている。離島に存在する好例をみつめ、離島から世界をみつめることで未来に向けてとらえるべき世界がかわる。
目次
INTRODUCTION 離島に学ぶ、という提案
WAY 離島に学ぶ、生きるすべ
DIALOGUE1 生き残れるシマとは(内山節×阿部裕志×鯨本あつこ)
DIALOGUE2 離島発。持続可能な未来をつくるすべ(石田秀輝×麓憲吾×額賀順子)
DIALOGUE3 愛しい風景をつくり、守るには(井口勝文×山下賢太×有川智子×黒島慶子)
DATA 学びの島々へ 有人離島一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽてちゅう
25
【島(しま)】の意味は思いの外多い。この本で追及するシマは「頼りになるものごと」。あの「取りつく島もない」のシマだ。このシマを周囲が水で囲まれた陸地の島にある、ある限られた地域の島から学ぼうというわけ。豊かさ=お金があり、物があふれていること?都市は便利で住みやすそうだけど、何をするにもお金がかかり、「足るを知る」を知らない。島はお金で得られる物やサービス少なくても、その逆は多かったりする。何より資源が有限なことを知っている。島は不便なの?シンプルなの?島からシマを学んで価値観をひっくり返す新たな答えを!2024/09/30
おいしゃん
11
島好きとしては、思い入れのある島が続々と。2024/10/18
motoryou
3
ここで言う「シマ」とは、「頼りになるものごと」のこと。それを島から考えると言うこと。そもそも、暮らしの豊かさとは何か。満ち足りていることと、ものが豊富にあることはイコールではなくて。そして、私たちは、何が満ち足りていると幸せなのだろうか。自分が自分としてそこに居られること、自分が誰かの役に立っていると感じられること。大切にしたい人やものやことがそこにあり、豊かな関係が保たれていること。便利であればあるほど、その関わりはつるんとしたものになり、手触り感のないものにどんどんなっていく。開かれた「シマ」を思う。2024/08/16
Tom Sasa
1
読了。 生き方を考えさせられます。 足るを知る。2024/07/13
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