目次
1 一九九七~二〇〇二年頃 破竹期
2 二〇〇三~二〇〇四年頃 混沌・ブラックニーネ期
3 二〇〇五年頃 暁暗期
4 二〇〇六~二〇〇八年頃 夜明け期
5 二〇〇九~二〇一三年頃 再会期
6 二〇一四~二〇一七年頃 第二混沌期
7 二〇一八~二〇一九年頃 奮闘期
8 二〇一九年頃 展開期
9 二〇二〇~二〇二二年頃 コロナ・再構築期
10 一九八五~一九九七年頃 黎明期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
9
最近売れなくなっているらしいが、私は歌詞カードがついたCDが好き。<良い詞>は<良い曲>と化学反応を起こしてよりドラマティックになってゆくが、稀に曲を剥がしてしまうと(おや?中味が無い…)なんて歌もあったりする。本書はニーネというロックバンドの歌詞集だが、彼らの曲を聞いたことのない私にはタイトル通りの「詩集」である。 心の内を素直に吐露し、心地よい韻を踏んだ詩は、いい風が吹いた時にふっと空を見上げる様に気持ちを上向きにしてくれた。 ♪言葉は自分から求めた人にだけ届く 言葉は自分から求めた時にだけ届く 2023/03/13
kurumi
2
少し遠回しで、それでもなんとなく伝わる想いをロックにすることで恥を捨ててるみたいだ。不器用なところ、日常の中で中々言えない言葉を吐露できる詩が彼等にはあって、ずっとそれを続けていることが信念となり、本として世に出されるなんて感慨深いものがあると思う。近年長く活動しているバンドのドキュメンタリー映画がよく上映されるようになったが、1冊の詩集としてこれまでの詩を出す彼等なりの伝え方が私は好きだ。2024/02/03