内容説明
言葉の深淵を歩き、迷宮のダンスを踏み、星座をつくるように旅をした詩人、河村悟。『黒衣の旅人』(2006)後篇として書き起こされた本作は、口述筆記で綴られた詩人による最後の詩で幕をおろした。小説『幽玄F』(河出書房新社)のエピグラフにこの詩を引用した佐藤究による解説、本書の造本組版を担当したアトリエ空中線、間奈美子氏(言語美術)による特別寄稿を収録。
目次
7(われもまたアルカディアにあり)
8(いつの夜も月にふる雪をおもへ)
9(もはや二度と)
(間)を巡礼する言葉―河村悟頌(間奈美子)
著者等紹介
河村悟[カワムラサトル]
1948‐2023。青森県生まれ。著書に詩集『スピリチュアル・タイクーンの為の舞踏メモ』(メルクリウス社)、『聖なる病い』(思潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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