内容説明
家族のために働いていたら、妻の心が離れていった。仕事人の彼らはそう言う。確かに、キッチンには基本母がいて、父はあまり家にいないイメージだった。絶対的な正解のない今の時代の「父」はどうあるべきか?努力した先にはどんな幸せがあるのだろうか?本書は100枚の写真と共に読む父親の子育てエッセイ。正解がない家族の形を、写真家としてたくさんの人を撮り続けた著者が100枚の写真と共に考える。男性ならではの視点から仕事との両立方法や利用すべき地域サポートなど具体的な内容を含めながら、家族と共に歩む決断の先を考察。
目次
息子の誕生と、家族として歩んでいくためのこと(子どもが生まれる前の、親の準備;はじめての息子との生活;父親として、夫としてどう生きるか;両親を思い出し、親としての自分をつくる;家族をアップデートしていく;時間との闘いは家電に頼る;保育園の洗礼;理想を描く。父親として、夫として、個人として;理想を掲げた後にするべきこと;余白の必要も理解しておく;令和の父親として令和の家族になる;家庭を大事にするシンプルな心掛け;人間関係を崩すのはコミュニケーションの少なさ;息子とのコミュニケーション;仕事と家庭を両立するため、お客様との関係性を築く;核家族に社会のサポートは欠かせない)
息子と、妻と、半径数メートルの世界
著者等紹介
矢野拓実[ヤノタクミ]
1993年宮崎県都城市出身。長崎大学卒業。IT企業、スタジオ・カメラマンアシスタントを経てフリーランスに。幼い頃にカメラを触らせてもらい、写真とカメラが側にある生活を過ごし、商業カメラマンとなる。クライアントワークとしてWEB、広告の写真・動画撮影のかたわら、作品制作を行う。生活者として半径数mを表現する。日々と生命の瞬間の記録、表現の合流点を目指す。2020年に息子が生まれ、家事と育児、仕事の日々を奮闘中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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