内容説明
山岳歴65年の著者のこれまでの山行記を一冊に収録。自宅近く(町田)の七国山から剱岳、穂高、さらにはスイスのアイガーに至るまで、三十編の山行を「思い出の山」、「思考の山」、「別れの山」とテーマ別に章立て。読むとたちまち山へ行きたくなる。後半には、かつて娘と滞在したハワイ島や谷川俊太郎さんの北軽井沢の真四角の家の思い出などを綴った章「もう一度行きたい」など、全四十九話掲載。
目次
1章 思い出の山
2章 思考の山
3章 別れの山
4章 もう一度行きたい
5章 信州と山旅
6章 山が呼んでいる
著者等紹介
沢野ひとし[サワノヒトシ]
1944年、愛知県生まれ。イラストレーター、エッセイスト。児童書出版「こぐま社」を経てフリーに。「本の雑誌」では創刊号より表紙絵・本文イラストを現在まで担当している。1991年、第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。高校生の頃に山に目覚め、日本百名山など国内はもとよりヨーロッパ・アルプス、ヒマラヤと厳しい山にも挑んできた。ここ数年は「ジジイにふさわしい」静かな低山登山に目を向けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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