内容説明
54人が語り、言葉で描いた記憶の絵画集。
目次
カンディンスキーも、そのときまでほとんど知らなかった。
いい影響だったかはわからないですね。
糸杉のひとタッチひとタッチをすべて鉛筆で模写していったんですけど、
それ以上見たくなかったのかもしれないです。
その絵がなににも負けていなかったんですよね。
どんどん忘れていくし、相手も変わるじゃないですか。
同じようには戻れないから、
自分の水彩画がけっこう好きだったな。
あの世とこの世だったら、あの世みたいな。
絵を見て、鑑賞しただけのはずなのに、〔ほか〕
著者等紹介
高田マル[タカダマル]
画家、絵画検討社代表。1987年生まれ。日本女子大学文学部史学科宗教学専攻卒業、美學校修了。2016年から「絵画検討会」呼びかけ人。2020年から一人出版社「絵画検討社」を運営。描くという行為、絵という存在がなにを表しているのか制作を通して考え、絵画作品や文章などを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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