内容説明
貧困と隷属からの脱出を導くのは『資本論』ではない!20世紀を覆ってきた「国家」「科学」「進歩」に対して「共同体」「精神」「再生」を対置し“いま・ここ”から行動を開始すること―鮮烈によみがえる100年前の呼びかけ!
目次
1 社会主義とは何か?
2 没落から上昇への道のり
3 精神を欠いた世界
4 社会主義の本分と実際
5 マルクス主義
6 資本主義の先にある未来?
7 共同体の再生
8 共同精神・民衆・連合
付録
著者等紹介
ランダウアー,グスタフ[ランダウアー,グスタフ] [Landauer,Gustav]
1870年、南西ドイツのカールスルーエ近郊に生まれる。ベルリン大学、ハイデルベルク大学、シュトラスブルク大学で哲学・神学を学ぶ。ドイツ社会民主党青年派分派を経て、独立社会主義者として活動。ドイツ・ロマン派、ニーチェ、プルードン、クロポトキンの影響の下に独特なロマン主義的分権・連合・協同社会の思想を展開し、ベンヤミン、フーバー、ティリッヒ、ラガツらに影響をあたえた。マイスター・エックハルトなど中世キリスト教神秘主義者の研究者としても知られる。1919年、ミュンヘン・レーテ共和国の教育・文化大臣としてレーテ革命をになったが、同年5月、反革命義勇軍によって虐殺された
寺尾佐樹子[テラオサキコ]
1959年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部史学科卒業。同大学院文学研究科修士課程修了後、ドイツ、イタリア生活を経て帰国。翻訳者(映像翻訳を含む)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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