感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
7
Kindleアンリミテッドで読む。この本は仕事をゲームになぞらえて説明しており、若者に理解されやすい作りになっている。個人的にも賛成であり、文句や不満の多い人は、自分が参加しているゲームのルールを知らないからだと思っていた。まさにそんな本。しかし、中身は他種多様なフレームワークやビジネスモデルを活用した説明で奥が深い。巻末には名言も含めまとめられているので使いやすいとも感じる。そう思うと読み放題の本は手元に残らないので残念である。一方でこの本でも触れていたが、何度でも失敗できるゲームと仕事は根本的に違う。2020/03/11
前田まさき|採用プロデューサー
6
いろんなビジネス書を一冊にまとめましたみたいな本。ロジェ・カイヨワの『遊びと人間』を引いて語られる、「仕事と遊びの違い」「仕事に必要な要素」が面白かった(ちなみに本書では、「仕事の全ては問題解決」と定義する)。■仕事と遊びの違い:①ゴールや到達手段が曖昧であること ②失敗が許容されないこと ③自由意思が発揮できないこと ■仕事に必要な要素:①ゴールや到達手段を明確にすること ②失敗を許容される環境を作りあげること ③自由意思を発揮すること2020/01/03
めかぶこんぶ
6
全体としての内容自体は、よくあるビジネスフレームワークなどを網羅的に紹介した本。ただし、随所の説明にゲーム(ドラクエなどなど)の例えを盛り込んでいるのが特色。詰まるところ、自分のわかりやすい説明、腹に落ちる解釈に物事を変換できるかどうかが大切だと感じられる一冊だった。どんなことにしても、ルールや成り立ち、攻略法がわかっていることがパフォーマンスをあげるために有用。仕事というものに対してもゲームのように捉えることで、そのことを再認識させてくれる。2019/09/23
Taizo
4
遊びは楽しい、仕事は楽しくない、の大前提から入り、両者を対比することでどうしたら仕事をもっと遊びのように楽しめるかどうかを追求した一冊。コンテンツとしてはロジカルシンキングや3C4Pといったフレームワークから、グロースハック、分析・可視化のお作法、果ては交渉術・周りを巻き込むコミュニケーション術までモリモリ盛りだくさん。想定読者は若いビジネスパーソンだと思うが、通読しようとすると間違いなく胸焼けすると思う。個人的には「説明書」とある通り、知りたいとこだけ読んでいくのがいい使い方だと思う。2021/12/18
__k
4
(U)自由意志が剥奪された結果、やりたい仕事ができずモチベーションが下がる/仕事をゲーム化するために解決すべき要素 1.ゴールや到達手段が曖昧 2.失敗が許容されない 3.自由意志が発揮できない/仕事の問題が解消されない理由は、現状と理想が定義されていないこと。いずれも数値化をし、その間のギャップを捉えることができて初めて、取り組むべき課題が明確化する。定義なしの行動は、直接的な解決にはなり得ない。2020/01/24