内容説明
第一歌集『風招ぎ』から8年余。激越な詩情を裡に秘め、ひくく呟く猛禽の声をとり集めた第二歌集。
目次
ネロの嗤ひ
盆送り
まみゆ
けぶらひ
あらし雲
一日の譜
ダミアの雨
冬の序
不動の杜
原人の愉悦
麦酒祭
氷
退くことなかれ
たらちねの
スーパームーン
冬の風鈴
白梅凛
ぶあつき闇
一点の涼
暁の夢
枯葉いちまい
御霊送り
ゴングは鳴れり
くづほるる
凍雪の刻
熱き盃
清き葬り
千駄木五丁目
母在る国
窓辺のゼラニウム
漫ろ神
熱帯も魔物
猛禽女子
波滾つ海
此岸の秤
水の神
夜の森
夫婦茶碗
ライオンのゐるデパート
山鬼の里
揺籃歌
荒ぶる声
酷雨
越後紀行
老いの階段
神さぶる
汝は風 我は水
言捨つまじ
疫病
凶事
恋歌
女王という名の王
母のお遍路
猛禽のうから
著者等紹介
石井綾乃[イシイアヤノ]
1962(昭和37)年10月25日東京都品川区生れ。1985(昭和60)年明治大学文学部文学科卒業。日本文学専攻。大学在学中から二十代半ばまでは演劇に熱中する。故大橋宏氏主宰の「DA・M」を主として活動。1996年~2000年「短歌人」所属。2013年10月第一歌集『風招ぎ』刊。2014年10月より、小田原漂情とともに文学サイト「美し言の葉」を運営、会員の短歌の添削にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 汝の隣人の妻 〈下〉