内容説明
20世紀は物質の時代でした。そして21世紀はこころの時代になるでしょう。激増するこころの病、ヒーリング、スピリチュアル、ネイチャーブーム。だがヒトの「こころ」は、まだ何もわかっていないのです。人間の精神がいつ生まれたのかは、まったく不明のままです。ヒトがいつこころを獲得したのか。思春期外来の先駆者が10年の研究の末、脳科学、DNA理論、そして精神医学の最先端を網羅して出した結論は。
目次
こころの時代に必要な新しい精神理論
第1部 精神誕生の道のり(ヒトがサルから進化したことは周知の事実です。;赤ん坊はある時期から、劇的に言葉を語り始めます。)
第2部 現世人へ―言語誕生の道のり(北京原人もネアンデルタール人も人類の直接の祖先ではありません。;なぜ滅びたのか。第一段階、原人の脳が大きくなりすぎました。)
第3部 「精神」とは(眼科医は眼のことを知り、皮膚科医は皮膚のことをよく知っています。;ピカソもベートーヴェンも異能の人でした。)
第4部 狩猟採集民から農耕民へ(人間らしさは、言語を獲得した時点で生じました。;釈迦、ソクラテス、孔子がほぼ同時にこの世の中に登場しました。)
最後に
著者等紹介
吉田脩二[ヨシダシュウジ]
1939年生まれ。精神科医・画家。東大阪市と奈良市の二つの「こころのクリニック」の所長として思春期の若者から中高年にいたるまで、病める人たちの診療にあたってきた。現在は引退して長野県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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石野 真
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