内容説明
自然への畏敬といのちへの愛―。「賢治の心」を今こそ伝えたい。著者にとって大伯父である「賢治さん」と祖父・清六さんは、二人で一人。いかにして「宮沢賢治」を世に知らしめた祖父の志を継ぎ、「賢治の語り部」となったかを、ファミリーに共通の、含羞に満ちた語り口で記します。
目次
第1章 「宮沢賢治」の実弟の孫(大伯父は「賢治さん」;イギリスとの深い縁 ほか)
第2章 賢治作品の守り人たち(曽祖父・政次郎;最大の理解者、祖父・清六 ほか)
第3章 「雨ニモマケズ」の読み方、読まれ方(願望としての「雨ニモマケズ」;「ヒドリ」論争 ほか)
第4章 ありのままの「賢治さん」像を伝えていく(大伯父がつなぐ縁;親子を超えた曽祖父の慈愛 ほか)
著者等紹介
宮沢和樹[ミヤザワカズキ]
1964年、岩手県生まれ。宮沢賢治の実弟・清六氏の孫。花巻市の中心部、JR東北本線花巻駅ちかくに「林風舎」を経営するほか、賢治作品やその精神を後世に正しく伝えるため、全国で開催される講演会や作品展示会などで話しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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