内容説明
トムがホットココアを飲んでいるころ、トムのおとしたてぶくろに1ぴきのリスがもぐりこみ、あしをあたためていました。そこへやってきたのはウサギです。「ぶる、ぶる、ぶるるっ!!いれておくれよ」「だめだめ!あっちへいけ!」「おねがい!」おなじみの昔話が、楽しい冬の物語に生まれかわりました。
著者等紹介
エイルズワース,ジム[エイルズワース,ジム] [Aylesworth,Jim]
米国フロリダ州生まれの作家。25年間小学校の教師をするうち本の力に気づき、1980年から子どもの本を書き始める。以後、昔話の再話など30冊以上の本を出版しているが、声に出して読みやすいリズミカルな文章は、長年の読み聞かせ経験から生まれたものである。現在はイリノイ州に住み、執筆と学校訪問に専念
マクリントック,バーバラ[マクリントック,バーバラ] [McClintock,Barbara]
米国ニュージャージー州生まれ。子どものころから絵を描くことに親しみ、19歳で絵本作家を志し、ニューヨークに移り住む。1989年以来数々の絵本を出版し、ニューヨークタイムズ紙の絵本賞を5度受賞するなど高い評価を得ている。コネチカット州在住
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ゆのん
58
てぶくろが登場する話は大抵、片方無くなるパターン。このお話も例外なく無くす。登場する動物達の表情がとても良くて、そのページばかり見てしまう。92019/01/11
たまきら
26
名作「てぶくろ」の別バージョンですが、こちらのオチには大笑い。動物たちの表情がおかしくて娘さん大笑いでした。おばあちゃんのおうちとか、細かい描写も素敵です。2019/04/28
mntmt
15
おばあちゃんの優しさが温かい。2019/02/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
ウクライナ民話でお馴染みの『てぶくろ』の新しい再話。手袋を落としちゃったのはトムくん。おばあちゃんが編んでくれた手袋。そこに動物たちがやってきて…と展開はお馴染みなんですが、設定が変わるとこうも違う印象になるんですね。再話というより新しいおはなしに感じました。2019/09/02
メープル
10
娘と息子に読み聞かせ「てぶくろ」のおはなしが、新しい物語に。途中から、なんか知ってる話かも?と。トムがココアを飲んでる間にこんな事になってたんですね!ホットココアの作り方も書いてあって、夜早速作りました(レシピ通りではないけど)2022/10/25