内容説明
「百年後に第二の漱石が出て第一の漱石を評してくれればよい」門下生から『坑夫』が解らないといわれた時、漱石はこう答えた。それから百十年、この第一の漱石の淡い望みが、今かなえられた。第二の漱石による第一の漱石論。
目次
初日の講演(漱石は狂人か;英国留学中の悩乱;勝とう勝とうの心;劣等を嫌う劣等者;リール婆さん;リール婆さんとの戦い)
二日目の講演(肥大した自我;汚れなき者の汚れ;「私の個人主義」;大学卒業後の悩乱;嚢から出られない;悩乱のメカニズム)
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