出版社内容情報
米国人女性社会学者が日本で体験した茶道の世界を描き茶道と国民国家の関わりを解き明かす。世界に広がる茶道のビジネスモデルとは?外国人のお弟子さんはこう見た。日本、茶道、家元、師匠…。アメリカから来た女性社会学者が、10年の歳月をかけ、日本で体験した茶道の世界を描き、茶道と国民国家との関わりを解き明かす。2014年アメリカ社会学会アジア部門出版賞を受賞した問題作。はたして茶道とは文化ナショナリズムなのか? 真の日本らしさとは何か? 世界に広がる茶道とその背景にあるビジネスモデルとは?
日本語版へのまえがき
まえがき
序 章 ネーション・ワーク ― ネーションの社会学的分析
第一章 茶を点てる ― 空間・物・行為
第二章 茶を創る ― 文化慣習の国民化
第三章 茶を営む ― 家元制度の解剖
第四章 茶を行う ― 日本らしさの実践と実演
第五章 茶室を越えて ― 文化ナショナリズムの人間行動学をめざして
原注
監訳者あとがき ― 本書をお読みいただくにあたって
参考文献
索引
クリステン・スーラック[クリステン スーラック]
著・文・その他
廣田 吉崇[ヒロタ ヨシタカ]
監修/編集
井上 治[イノウエ オサム]
翻訳
黒河 星子[クロカワ セイコ]
翻訳