出版社内容情報
人と人とが向かい合うとき生まれる響き、楽の音━━。異国での文化の違いに戸惑いながら懸命に暮らした半生。音楽治療家として様々な背景を持つクライアントと交わるなか、声の即興によって人が大きく変容する場面にいくつも立ち会う。「生きていることと音楽」の不思議を豊かに詠う珠玉のエッセイ。
内容説明
「相手と背中合わせになって、自分の身体の音にみみを澄ませる…」それが多田流セッションの始まり。
目次
第1楽章 游
第2楽章 樹木の丘とハウスハーマン
第3楽章 音のアトリエ
第4楽章 天に生きる
ヴィラベックの四季
著者等紹介
多田フォントゥヴィッケル房代[タダフォントゥヴィッケルノブヨ]
1952年、宮崎県宮崎市に生まれる。宮崎南高校卒、武蔵野音楽大学声楽科卒。東京と宮崎にて障害を持つ人々を交えた子供と母親の音楽活動に携わる。1990年、ドイツ、ヴィッテン・ヘルデッケ大学、医学部音楽治療科修士課程卒業後、ミュンスターのアレクシアーナ精神病院にて統合疾調症、躁鬱病の治療、またアンナカタリーナ障害者施設にて知的障害・身体障害を持つ人々のための音楽療法に従事。ミュンスター、ヴェストファーレン・ヴィルヘルム国立大学音楽治療科講師として「声の即興」の講義・実践を担当するかたわら、自宅、音のアトリエで治療家、心理療法士、一般の人々を対象に個人セッション、子供たちとのグループセッションを実施。また日本ドイツ各地において講演、ワークショップ等を開催する。2012年以降、治療家としての活動を引退し、主婦として日常に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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