内容説明
“奇怪な令嬢”、“エジプトの妖精”と呼ばれたジョイス・マンスールの代表的詩集『叫び』、『裂け目』、『猛禽』、『白い方形』から172篇を精選し一冊に閉じ込めた不朽の愛蔵版詩集。山下陽子の挿画とともに、驚異のポエジーが今、よみがえる!シュルレアリスムを代表する美貌の女性詩人が放つ官能と死に引き裂かれた痙攣的な美とエロティシズムの詩的宇宙。待望久しい本邦初の決定版詩集。
目次
叫び
裂け目
猛禽
白い方形
死と愛とエロスの深淵に―ジョイス・マンスールの人と生涯
著者等紹介
松本完治[マツモトカンジ]
1962年京都市生まれ。大学在学中から仏文学者・生田耕作氏に師事し、1983年に文芸出版エディション・イレーヌを設立
山下陽子[ヤマシタヨウコ]
銅版画・コラージュ作家。近年はコラージュを写真製版した銅版画(コラージュ・フォトプレート・グラヴュール)にも取り組み、手法の境界を越えた独自の創作を展開する。2018年、プライベート・プレスPallakschより版画集『水の声』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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