感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
32
「子育てって難しいけど楽しい!」 インタビュー形式を採ったからこそ各々が自然体で発言でき、建前や見栄ではない真の想いを出せているのだろう。良い本。 ただ、個人的に、この「困難な」シリーズの中で必読なのは『困難な成熟』だけだと思う。2019/07/17
spatz
9
凱風館、に遠い憧れのようなものを持ち続けている(笑)なんのしがらみもなく子供をもっていたら、神戸(土地としてよく知りもしないのに)に住み合気道(よく知りもしないけど)を子供と一緒にしてみたい。子供が本を読むから。ここで出会った方がたがここで子育てをする、なんてそんな私には羨望しか感じない・・・両親ともども大学教授、などと読むと、特別な方々じゃん、などとも思っていた。内田氏は裏方で最後の座談会でお話される。どう引用していいかわからぬほど見事にまとめられていた。基本的には愛と許容。そんなものを感じた。 2021/03/27
Asakura Arata
5
子育ては面白いし、自分も変われる。3人の子供を持っての率直な感想。社会で育てるというのも肯ける。しかし現在の「寄り合いはいかん」みたいな状況で、本に出てくるみなさまはどうしているのだろうか。きっとうまく工夫してやっているような気がする。2020/05/17
hayatama
3
内田センセの門人、というゆるーいつながりだけで、あとはバックグラウンドからなにから、バラバラの4組の夫婦が子育て、夫婦の形、生き方などについて語るインタビュー集。「正しい子育てとは?!」などと目を吊り上げた議論は一切出てこない。正しい子育て、な〜んてもんはないんだよってのは内田センセも折にふれて書いてはること。皆さんの肩の力の抜けた感じは、合気道やってるとこうなるのかねぇ。(光嶋さんの力み具合が面白いのだけれど。)凱風館、いいなぁ。2019/07/18
みーあ
1
★5 凱風館のような「開放系の場」で培った対人関係のつながり方、温かさとか、こうしたら人と人とのつながりがうまくいくということが身に付く、その快適さや良い部分を味わった人間は、自分もそれを実践していく余裕が出来る、そんな垣根の低い行き来ができたら、幸せだろうな―。明るく閉じている私にはハードル高い、自身と子どもの特性から閉じがちなここ10年だったけど、気付いたら今ここから変えていけばよし!P148、光嶋氏の「一人の人間としての自覚を持ったというか、物心がついたってうのが、だいたい15歳ぐらいだったんですね2024/06/18