感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよそら
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海軍軍人として戦争を経験し、結婚したばかりの妻を終戦直前に亡くした大学教授の邦越、邦越に憧れを抱きつつ邦越の息子に嫁いだ夕起子。 2人を軸に物語が進む。 三浦綾子さんの小説は登場人物の会話の中にはっとする言葉が多い。 戦争、政教分離、といった問題はこの小説が書かれてから40年近く経つ現代にも続いている問題。 考えさせられる。 周りから冷静で落ち着いた人と思われている人でも、心の中に小さな棘、人に言えない秘密があり、それを隠して生きているもの。 2022/08/16
こけこ
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「戦争」とは?「朝鮮の問題」とは?平穏に見える家庭にも自分の心には棘があることを自覚し、向き合うべきだと気づかされた。2022/06/08