感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
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冷たい雪で牡丹色になった子狐の手を見て、母狐は毛糸の手袋を買ってやろうと思います。その夜、母狐は子狐の片手を人の手にかえ、人間の手のほうをさしだすんだよ…と町へ送り出しました。しかし子狐は間違えた手を出してしまい…。昔から有名な作品だけれど、読むたびにあったかい気持ちになるのは何でだろう。子狐に手袋をあげたい母狐、子狐と分かりながらも手袋を渡した帽子屋さん、母狐を恋しく思う子狐。登場人物(狐物?)は少ないけど、これ以上ないくらい作品として完成している。2022/03/14
森木とあた
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古い話のため難しい言葉もありましたが、児童書だったので一瞬で読み終えられました。大人でも充分楽しめます。 ある冬、母狐が小狐を思って手袋を買いに街へ行くのですが、母狐は過去の恐怖体験から街へは行けず、結局小狐一匹で街へと向かいます。 え、止めないの母狐…