感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Schuhschnabel
6
再読。初読から4か月くらいしか経っていないが、前回よりも鮮明なイメージが描けた気がする(日頃の勉強の成果か)。もともとわたしは生命倫理がやりたくて今の学科に進学したのだが、カリキュラムに沿って勉強していると、生命倫理(特に医学研究の倫理)と臨床研究のデザインは切り離して考えることはできないという思いが日に日に増してきた。そして「生命倫理と生物統計のどちらにも詳しい人」を目指すなら、今いる学科をおいて他にないとも思う。でも、それを目指すとしたら、今後どういうキャリアを歩めばいいんだろう?以上ひとり言でした。2018/01/29
Schuhschnabel
4
生物統計家という人種がどのようなことをやっているのかを知るのにはうってつけの本。日本は生物統計家が不足していると言われて久しいが、数を増やすのはもちろんのこと、臨床試験をデザインする力量をもった人材を増やさないとアメリカやEUには追いつけないという印象を受けた。個人的には、最後の鼎談の中で、わたしが在籍している学科の前身について回顧している部分が面白かった。2017/09/11